SHM-CDという物を自分なりに解釈してみた。


  • まずSHM-CDとはいったいどの様な物なのか?

《Super High Material CD》高品質な音声記録を目的として開発された音楽用CDのうちの一つで、日本ビクターとユニバーサルミュージックが共同開発。従来の音楽用CDと規格は同一だが、熱に強く透明度が高いポリカーボネート樹脂を使用し、レーザーによるデジタル信号の読み取り精度を高めている。

従来のCDは、1.2ミリほどの厚みを持つポリカーボネート樹脂の円盤に、スタンパーと呼ばれる金型でビット情報を成形し、その後反射膜と保護膜、レーベル面を塗布して完成に至る“光ディスク”だが、「光を当ててその反射を読み取る」というシステムは、レコードのように直接接触しないので劣化がゼロという大きなメリットがある代わりに、再生時に少なからずデータエラーを起こしてしまうというマイナスポイントがある。しかしCDにはデータエラーを補完するシステムが搭載されており、よほどの振動や衝撃、酷い傷がない限りは音飛びはない。

対してSHM-CDは、ポリカーボネート樹脂をこれまでのものから液晶モニターに使われている透明度の高い物に変更することで、再生時のデータエラーを低減し、さらに読み込み精度を向上させ、従来よりも品質を優先して生産する事でオリジナル音源に忠実で高音質なサウンドを実現した。

はい、受け売りの知識はこれぐらいにして…

ここからが体験談。

実際聴いてみると、自分の使っている再生機材が一瞬にして数段もレベルアップしたかのような錯覚に陥りました。まるでドラクエではぐれメタルを倒したような感覚でした。

しかし!!

これは、あくまでも個人的な感想です。

「スーパーな上にハイなマテリアルなんだから素晴らしいに違いない!」

そんな期待や希望、願望が心象的イメージに働きかけた可能性も否めない。

もう一回聴いてみた。

やっぱり違う!

そもそもボリュームが大きくなってる!

手放しで喜びながらも、なぜこうも違うのか?と少し調べてみる事にしました。

まず聴き比べてみた音源がこちら。

《CD》
『LED ZEPPELIN Ⅱ』 LED ZEPPELIN
《SHM-CD》
『LED ZEPPELIN Ⅱ (1994 DIGITAL REMASTER)』 LED ZEPPELIN

レッド・ツェッペリンの2ndです!
名盤ですね!

CDの方はずいぶんと昔に買ったフォーエバーヤング盤(Forever Young Series)です。
SHM-CDの方は完全生産限定の言葉に衝動買いしてしまったLED ZEPPELIN結成40周年記念UK盤仕様(E式)紙ジャケットコレクション。

んっ!?

はっ!?
デ、デジタルリマスター盤!?

そもそもモノが違う…
同音源でない…

TSUTAYAに行かねば(-。-;

そして目的のモノを借りて来て、気を取り直して聴き比べてみました。

違う!

違うっ!?

違うのか!?

『保温機能』と『ト音記号』を軽く聞き違える自分の耳では聴き分ける事が出来ないのか!?

《CDとSHM-CDの違い》

ここで自分が出した結論です。

これに関しては賛否両論ある様ですが…

《CD》も《SHM-CD》もそもそもは音源を入れておくための箱と言うか入れ物だと考えた時、その中身が大事な物ならその入れ物は少しでも良い物の方が良いのかな。

もちろん音質も良くなってるという感覚も捨てたわけではない。(そうであって欲しいという願いも込めて…笑)

そんな事があって、そんな風に考えてから早10年ほど。
価格もほぼ一緒ぐらいになったし、SHM-CDでの新譜発売や再発も含めてかなりの数が出ている。

それを少ーしずつ買っていっている今日この頃です。

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