[前編]部屋のディスプレイとしてアナログ盤(レコード)を購入した。その結果…


先日、ふと部屋のディスプレイ用にアナログ盤でも飾ろうかと思い、近くのレコード屋さんに行って来ました。

レコードの値段はピンキリなのは知っていますし、ビックリするぐらい高いものなんて今となっては中々早々お目にかかる事が出来るものではないとは思いながらも、とりあえずは聴く目的ではなく飾る目的なのでバーゲンセールのエリアへと進みます。

ターンテーブルも持っていませんし、何度も言いますが、ディスプレイするだけが目的ですので、そのレコードの内容やアーティストよりもむしろ、知っているものでも知らないものでもジャケット判断、要はジャケ買いをしたかったのです。

年代的にリアルタイムでの最後のレコード世代と言うか、僕が小学校の中〜高学年の頃に時代はレコードからCDに変わっていったと記憶しています。
あの頃はタワーレコード(TOWER RECORDS)やHMVなどの外資系ショップもまだなく、街のレコード屋さんに行っていましたが、みるみるレコードの売場スペースがCDの売場スペースへと変更されていったのを覚えています。(当時の僕は普通の12cmのCDは認識出来たのですが、縦長の8cmのシングルCDをしばらくの間ずっとメモ帳だと思っていました。笑)
ちなみに僕、生まれて初めて買った音源はもちろんCDではなく、レコードで寺尾聰の『ルビーの指輪』でした。
その後、がっつり音楽、ことロックにどっぷりハマって高校の終わり頃からまたレコードを集め始めます(並行してCDも買っていましたが…)が、3〜4年で嵩張り、持て余してしまい引っ越しのタイミングで約150〜200枚ほど持っていたコレクションを全て売却してしまった過去が僕にはあります。

話は若干逸れましたが、バーゲンセールのコーナーを物色していると、クラッシック物や童謡などに混じってちょこちょこ懐かしいアイドルや洋楽なんかも入っていました。
光GENJIはあの子が持っていたなぁとか、浅香唯はだれだれが好きやったなぁとか、カルチャー・クラブ(CULTURE CLUB)は従姉妹のネェちゃんが持ってたなぁとか、渡辺美里は従兄弟のニィちゃんにカセットテープにダビングしてもらったなぁとか色々思い出しながら物色していたところ、こんなものが出てきました!

THE BEATLES ビートルズ Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド vinyl Record レコード analog アナログ盤 アナログ Japan JPN 日本 日本盤 JPN盤 ジャパン
THE BEATLES『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』(’67)

ビートルズのサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(THE BEATLES『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』)!

もちろんご存知ですし、散々聴き倒したアルバムです!
これに関してはもう何も語ることはありません。(ホントは思い入れとか書きたいですが、またの機会にしたいと思います。)

小学生の頃の音楽の授業で「イエスタデイ(Yesterday)」とか「レット・イット・ビー(Let It Be)」とかを教わった時は音楽の先生が嫌いだった事もありそんなに入って来なかったのですが、改めてロックにハマってからはこのアルバムと『アビイ・ロード(Abbey Road)』はベタですが愛聴盤となりました。(結局、ちょっと書き出してしまった…)

元に戻します。

そしてまたしばらく物色しているとこんなものまで出てきました!

LED ZEPPELIN Ⅱ レッドツェッペリン 2 second セカンド vinyl Record レコード analog アナログ盤 Japan JPN ジャパン 日本盤
LED ZEPPELIN『LED ZEPPELIN Ⅱ』(’69)

レッド・ツェッペリンのセカンド(LED ZEPPELIN『LED ZEPPELIN Ⅱ』)!

これに関しての思い入れは以前にがっつり書いたので、そちらを参照して頂けましたらと思います。

この2枚が出てきただけでテンションは一気に上がったのは言うまでもありません!

バーゲンセールのコーナーは狭いスペースだったのですが、この2枚が入ってるならまだ良いのがあるかもとそれ以降も物色を続け、全て探りましたが手が止まる事はありませんでした。

まぁでもバーゲンセールのコーナーからこの2枚が出て来たならと納得、満足して連れて帰りました。

最初に書きましたように、レコードの内容やアーティストよりもジャケットのデザインだけがお目当だったので、当初の目的からは大きく良い方に達成されました。

ただ、購入する際に気付いた事ですが…

2枚とも他のセール品より少し割高でした…
(ほんの数百円程度ですが…)
それでも普通のものよりは安い値段でしたし、2枚とも日本盤なのですが、帯やライナーが欠品していたのでセール品にしたのだと思われます。
そもそもディスプレイ用なので帯なんて邪魔だし、ライナーもどこかで読んだ事のある内容だと思うし問題無しです。

帰宅後、玄関に飾ろうと思っていたのでレッド・ツェッペリンを、予定外にもう1枚買ってしまったので急遽、いつも寛いでいるソファの横にビートルズを鎮座させました。
レコードも僕も納得の表情です。

しばらくの間、これら2枚をたまに入れ替えたりしながら過ごしていたのですが、ある日ふと思います。

《これ、聴きたい!》

《どっちももう一回、レコードで聴きたい!》

かつてはアナログ盤でも所有し、CDでも持っているし、PCにもiPhoneにももちろん入っている、今でもいつでもどこでも聴ける状態にありながらアナログ盤で聴きたくなる。
冗談で、また聴きたくなるんじゃないか?とか言いながら、実際に薄々こうなる事を予感していたというか、むしろそう望んでいたのではないかとさえ思えますが…

そんな気持ちに追い打ちをかけるかのように後輩のレコード愛好家に誘われてマニアックなレコードバーに行ったり、彼の自宅に招かれたりと誘惑が増す一方。
その後輩は、所有していた何百枚にものぼるCDをPCに取り込んだ後にそれを全て売却し、次々とレア物のレコードを購入しては日夜それを聴き比べ快楽に浸る男。
最早そんな彼の言動や行動を誘惑にしか感じられなくなっている…

はたしてこの衝動を抑えられたのか、はたまた抑えられなかったのかはまた次回。

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