ネガティヴな話題の多い”大相撲”に射す大きな光 〜『納谷』と『塚原』と…
大相撲春場所の千秋楽が終わりました。
僕は子供の頃から相撲を見ています。
キッカケは爺ちゃんです。
爺ちゃんに教わったのです。
小さい頃は爺ちゃんの膝の上に座る事が多かった僕は、そこで”相撲”と”プロレス”と”漢字”を爺ちゃんから教わりました。
それ以来、”相撲”も”プロレス”も好きでずっとチェックしています。
僕が高校生の時に爺ちゃんは亡くなりましたが、膝の上に座らなくなってからもよく相撲やプロレスの話をしていました。
(なので僕が生まれる前の力士やプロレスラーの事も知ってたりします。)
そんな僕の好きな”相撲”も、今場所は元横綱・日馬富士関から受けた暴行問題で注目された十両・貴ノ岩関の事や同じく十両で場所前に史上初の双子で同時に関取になった貴公俊関の付け人殴打問題、そして貴乃花親方自身の事も含めて貴乃花部屋周りが話題を集めていました。
貴ノ岩関は千秋楽に勝ち越しを決めて、十両残留は決定的となり関取の座を守りました。
貴公俊関の弟、貴源治も8勝7敗で勝ち越し。
貴公俊関と貴乃花親方の処分については理事会が近日中に決める。
相撲好きとしては穏やかな処分である事を願いたい。
ただ、場所前からネガティヴな話題が多かった角界ですが、注目すべきポジティブな話題があります。
今場所の序の口と序二段にその光があります。
序の口優勝の『納谷』(大嶽部屋)
メディアにも結構取り上げられているのでご存知の方も多いと思います。
『昭和の大横綱』と呼ばれ、歴代2位の幕内優勝32回を誇る、第48代横綱・大鵬の孫という事でデビュー前から注目されていました。
ちなみにお父さんは元関脇・貴闘力です。
ギャンブル依存症や角界から解雇になった事、すでに離婚されている事などもあり語られる事はほとんどないですが…
現役時代の貴闘力は比較的小柄ながら、負けん気の強いアグレッシブな相撲で人気もあり、僕は同郷という事もあって贔屓にしてました。
188cm、166kgの恵まれた才能と、貴闘力の負けん気に、大横綱・大鵬のDNAは将来を期待せずにはいられません。
あとはそのプレッシャーに打ち勝つ才能を持っているかですが、今現在見てる感じだと大丈夫ではないかと思っています。
そして序二段優勝の『塚原』(春日野部屋)
彼もまた190cm、141kgと体格にも恵まれ、先場所の序の口優勝に続き、今場所は序二段優勝と二場所連続で結果を出しています。
将来性も充分です。
『塚原』は相撲の名門、埼玉栄高校相撲部出身で『納谷』とは同級生です。
ここに佐渡ヶ嶽部屋の序二段『琴手計』を加えて、埼玉栄高校相撲部出身の同級生トリオの今後の活躍に大きな期待が持てます。
さらにここに幕内優勝25回を誇る元横綱・朝青龍の甥っ子の豊昇龍(立浪部屋)が同級生としているのです。
何だかワクワクしてきませんか?
埼玉栄高校相撲部出身の同級生3人は学生時代からそうであったでしょうが、お互いを良きライバルとしながら切磋琢磨して、近い将来、幕内上位の方で見てみたいです。
何か『若・貴時代』と呼ばれた若乃花、貴乃花と曙が角界を盛り上げていたあの頃を思い起こしてみてしまうほど、太い光を放つ4人から目が離せないですね。