どこの国でも選挙の投票率を上げるのに躍起になっているんだなぁという印象が強いです。
それも明らかにここでターゲットになっているのが若い世代。
日本に限らず若い世代が選挙に行っていないんですね。
このPR動画、コンセプトがかなりしっかりしているように思います。
日本のアニメ放送と同じように登場人物は日本語を話していて、フィンランド語は字幕で出るというもの。
日本のアニメの人気度合いが良くわかります。
内容は正義の味方的役割の大統領選挙の候補者が悪役的役割の有権者から弱い立場の国民(若い世代、これも有権者)を救うというストーリー。
“秘密結社鷹の爪”のような画風のアニメに…
・ドラゴンボールのかめはめ波的な技あり
・ピッコロ大魔王のような悪役
・北斗の拳の決めゼリフあり
・ヒーロー(大統領選挙候補者)がトヨタのAE86 スプリンタートレノ(TOYOTA AE86 SPRINTER TRUENO)としか思えない車で登場
(↑マンガ”頭文字D(イニシャルD)”の主人公、藤原拓海の乗る藤原とうふ店の車)
・”民主主義”と胸に書かれた巨大ロボ(何のモチーフかは不明)が登場
登場人物の話す日本語が明らかなカタコトであったり、チープな作りですがアイデアも含めて結構面白いです。
おそらく賛否両論あると思います。
大事な選挙(特に今回は大統領選挙)の告知にアニメを使うとは如何なものか?
馬鹿にしてるのか?と感じる人もいると思います。
でもね、色々な告知で様々な人の興味をひいて参加する環境を作るためのアイデアとしては秀逸な部類に入ると個人的には思います。
正直、フィンランドやその他の外国の選挙の状況まではわからないが日本に関してはこういう柔軟な部分はないように感じます。
そしてかくいう僕自身も若い頃は政治や選挙に対して興味も義務感も全くと言ってよいほど持ち合わせて無く、自分なりにそういう事を考えたり調べたり、もちろん選挙に参加するようになったのはここ数年の話である。
自分なりに知ろうと思ってからだいぶ成長した。もちろん池上彰さんに頼ってる部分もだいぶある。
そして色々と馬鹿なりに考えたりして思った事が一つあります。
候補者の方の公約とか各政党の政策とかが、どうも年配者寄りとか高齢者向けな感じが強いのではないか?という事です。
確かに投票率の高い世代だと思うので、その世代の共感や賛同を得るのが当選への近道なのかもしれないですが…
選挙権の引き下げ等で投票率を上げる努力をしている事もわかります。
ただ僕もそうであったように、若い世代がその内容にいまいちピンときてないっていう状況は昔から変わってないように思います。
選挙前に近所の駅前などで演説したり、握手を求めたり、話しかけたりしている状況を見てもそうです。
年配者や高齢者に重きを置いて、比較的若い世代を蔑ろにしているように感じていたのは僕だけでしょうか?
その状況をどこか客観的に、なんなら疎ましいような感覚で見ていたのは僕だけでしょうか?
学生時代は全くと言ってよいほど勉強はしていません。
勉強する事に対して興味を持つ事がなかったし、何なら興味を持つ事を恥ずかしいとさえ思っていたように思います。
もちろんそんな奴の成績が良いはずもなく、常に赤点との戦いでした。
(私の学生時代はホントにあの時代で良かったと思います。今だと完全にアウトだと思います。いや、当時でもアウトだったと思いますが、まだまだ緩かったんですね、おそらく…)
それが大人になって自ら興味を持って学んでいくと消化率が全然違うんですね。
知識としての残り方が全然違う。
あのアウトな学生時代でも唯一と言ってよいほど音楽、バンド活動に関しては神経を注いだ分、今でもあの頃に得た知識であったり情報は結構頭の中で生きていますし、活きてもいます。
歴史の授業で出てくる偉人たち、特に世界史に出てくる人物の名前は全く覚えられないのに、好きな海外アーティストのメンバーの名前はすんなり入ってくるし、何なら名前の綴りまで書けたりする。
いついつ何年に起こった歴史上の事件なんかも全く覚えられないのに、好きなアーティストのアルバムが何年に出たとか、何年にデビューして何年に解散したとかは覚えていたりする。
皆さんも各々で興味を持って得た知識は自分でもビックリするほど記憶に残っているのではないでしょうか?
《好きこそ物の上手なれ》という事です。
《興味を持つ事》
《興味を持たせる事》
《興味を持たれる事》
何事もこれが重要なんですね。
誰か僕にもっともっと色んな事に興味を持たせて下さい。(他力本願出てしまった…笑)