“これ区書”
“作られ珠緒ので”
意味のわからない言葉である。
流行語大賞にノミネートされた言葉ではない。(今のところは…笑)
これは岡山県議が海外視察を行った際の報告書に記載されていた変換ミスである。
それもほとんどの議員が同じ変換ミスをしている事から報告書の使い回しが指摘されている。
概要としては2016年11月に岡山県議13人が米国🇺🇸(ニューヨーク、ボストン、ワシントンDCなど)に10日間の日程で海外視察を行ったようです。
その視察には合計1446万円の公費が充てられたそうです。
ちなみにこの13人の内訳は自民11人、民主・県民1人、無所属議員1人。
要するにこの視察で1人の議員に対して100万円以上、1日あたり10万円以上の公費が充てられたという事である。
それだけの公費を充てて行った海外視察での報告書のほとんどに同じ変換ミスがあったのである。
“これ区書”とはおそらく”コレクション”
“作られ珠緒ので”とはおそらく”作られたもので”
そして感想以外!のほとんどの文章が同じ文章だった。
さらに州や市の概要、観光施設の紹介の項にはウィキペディアや旅行代理店のサイトと同じ文章だった。
さらにさらにウィキペディア等のサイトによくある注釈もそのまま記載されていて、サイトからコピペした際に注釈部分を消し忘れていた。引用元の記載もなかった。
誠にお粗末な内容である。
感想が書けているだけ良しとするべきなのだろうか?
例えば小学生の読書感想文だとしても担任の先生は良しとしないだろう。
そんな内容の物に税金が使われているのである。
1446万円も。
議員間での原稿の使い回しやネット上の情報を引用した事を認めたうえ、時間の節約だと答えた議員もいたという。
このような視察は各地で問題になっています。
おそらく往復の飛行機も良い席だったのだろう。
さぞかし立派なホテルに宿泊したのだろう。
豪勢な食事をし、美味しいお酒を飲んで、有意義な視察だったのだろう。
良い飛行機に乗るのは議会の議員、文字通り選ばれた人間であるから。
立派なホテルに宿泊するのは急な来客があった場合に恥ずかしくないように。
豪勢な食事をとるのはそういう事も含めて視察なのだという事か。
なんとも羨ましい限りです。
一度やれば辞められないとはこういう事なのか。
こういう話題が世間に出されるのも、連れて行ってもらえなかった議員の告げ口だったりするから情けない話である。
実際のところは知る由もないが、ちょっと贅沢な海外旅行だったのではないかと思ってしまう。