先週一週間、インフルエンザと戦っておりました。
約10年ぶり2度目の発症でした。
結構巷では流行っているようですね。
友人の子供たちの学校でも学級閉鎖になっているところもあるそうです。
インフルエンザの予防接種は受けていたので問題ないだろうと高を括っていたのですが、まさかの展開で流行りに乗っかってしまいました。
皆様は大丈夫ですか?
今回は朝、目覚めた時点でもうすでに予感はありました。(約10年前に経験した苦痛を身体が覚えていたようです…)
病院の開く時間を今か今かと待ち、マスクを付けていざお医者へ。
開院の時間ジャストで行ったつもりでしたが、本調子とは程遠いためか歩みが遅く、予定よりも5分ほど遅れて到着。
それでも待合室はお年寄りたちですでに賑わっています。
明らかに体調の悪そうな方もいらっしゃるのですが、みかんを食べておられる方、完全に今からウォーキング(恐らくジョギングではない。)に繰り出すであろう出で立ちの方が3名。(後にこの数字は倍になる事を知る…)
身体はしんどかったのですが、病院に来ると症状が軽減するという半ば都市伝説的な状態もあり、周りを見る余裕は少しありました。
みかんはともかく、ウォーキング族の方々は割と皆様元気そうだ。
恐らく事故を未然に防ぐ予防の為に来院されているのだろう。
結構待たされるのだろうか?と考えていましたが、受付にて事前にインフルエンザかもしれないと伝えていたためかすんなり診察室に通されました。
そして診察へ。
インフルエンザの陽性反応の確認のため、鼻の穴の粘膜に何か薬品の付いた紙縒り(こより)のような物を突っ込んでグリグリグリグリ…
そこそこ痛いので、先生!もうちょっと優しくして!と思いながらも前回の経験からこうなる事は予測出来ていたので特に問題なしでした。
そしてすぐに結果発表。
ドラムロールのようなタメもなく、即答で「インフルエンザです。」
さらに「AもBも反応出てます。」「残念です。」
『はぁ?』
『AもBも?』
『イマイチ意味がわかりませんが、なんかキツそうなんで確かに残念です。』
そう思いながら、なんとなく注射の覚悟を決めて上着を脱ごうとすると、なんと今は注射ではなく『吸入器』を使うそうです。
お琴とか和楽器のチューニングに使う調子笛、ピッチパイプ(Pitch Pipe)のような吸入器で合計8回スースーします。
後は処方箋を貰って家で薬飲んで5日安静、2日待機で終了です。
(5日ほどで症状は良くなるようですが、その後2日間は感染の可能性があるそうです。)
『またお腹がいっぱいになるほど薬を飲まないといけないなぁ』
そんな思いとは裏腹に貰った処方箋は2種類。
朝昼晩に1錠のと2錠のを3日分、小分けシートで3枚。
少なっ!
前回インフルエンザの時は袋にパンパン、お腹いっぱいになるほどやったのに…
医学は日々進歩しているんだって事なんでしょうね。
前回は職場に出勤したものの、薄くて地味〜な頭痛が朝から続いていたので早めに昼休憩をとって職場近くの病院に行って、この時もインフルエンザが流行っていたので一応検査をしたら陽性反応が出てドクターストップ…
地味〜な頭痛以外は全くもって身体は元気やったので狐につままれた感がありましたが、お医者さんから帰宅命令を出されたので、上司に報告し、前の日に少し夜更かししていたので、
『ラッキー!ちょっと昼寝してからゆっくり家でゲームとかやろう!』
『っーか、一週間缶詰状態はさすがに暇やし、ちょっとどこかに出かけようかな?』
そんな期待感をつのらせながら一先ず帰宅して就寝。
数時間後、つのらせていた期待感は見事に無駄となる。
熱が39℃を超える!
何枚布団をかぶっても続く悪寒!
シクシクと痛む肘や膝の関節!
天国から地獄へと叩き落とされたかのような体調の急変具合に病院で受けた注射に毒でも盛られたのかと思うほどでした。
前回のインフルエンザではこの状態が3日間続きましたが、今回はさらにながく5日間苦しめられました。
さらに今回は関節痛が肘や膝だけでなく、首、腰、足首とエリアが拡大し、筋肉痛にまで発展しました。
だいぶ体調も良くなり完治したか確認のため再びお医者へ。
完治のお墨付きを頂き、何の気なしに…
『インフルエンザの治療も10年前とだいぶ変わったんですね。
さすが、日々進化してますよね。』
そう伺ったところ、こんな返答を頂きました。
①インフルエンザの治療薬は痛みや辛さを和らげる意味合いの方が強い。
②発熱は必ずしも悪いものではなく、熱に弱いインフルエンザのウィルスに、発熱という協力を得て体内の免疫細胞が活性化する。
③インフルエンザに限らず、体調が悪い時は安静にして寝るのが一番の特効薬である。だから体調の悪い時は比較的ずっと寝ていられる。
④治療の方法はかかる医院によって同じというわけではない。
⑤医療の発達に関しては電化製品などと比べるとものすごく牛歩である。
すごく分かりやすい説明を頂きました。
⑤に関しても飛躍的に発達しているのは医療機器、やはり電化製品だということ。
治療薬などは新しいものを見つけてから一般的に使われるようになるまで気が遠くなるような時間がかかるそうです。(中には大人の事情なんかも絡んでくるみたい…)
結論的には10年前とインフルエンザの今と昔で変わった事は『ほぼない!』という事。
強いて言うなら、自分自身の衰えや免疫力の低下などの要因の方が強いと言う事みたいです。
ちなみに昔、話題になったタミフルによる異常行動は10代に起こることがあり、この年代にはあまり処方する事はないそうです。
そして原因に関してははっきりとした事は言えないそうです。
そしてインフルエンザの治療薬としてタミフルが処方される事も普通だそうです。
やはり年齢を重ねる事は仕方のない事なので、いかに健康面に気をつけて生活していくかが重要ですね。